2007年12月9日日曜日

四王寺山


 昨夜は飲みすぎたし、今朝は用事があったので、今日も山登りは昼近くからになった。先週は、所要で登れなかったので、なんとしても今日は山歩きしないと、欲求不満になる。が、時間を考えると、登る山は限られる。裏山が、まだ紅葉が美しく見えるので、久しぶりに裏山を歩いてみる。
 裏山、四王寺山は、「四王寺県民の森」となっていて、遊歩道やトイレ、野外音楽堂など、よく整備されたハイキングコースである。

 山と渓谷社「福岡県の山」には、太宰府政庁跡の横から登るコースが紹介されているが、僕は自宅に近い大野城総合公園の上から登る。公園の奥から通じる舗装林道を少し登ると右手に立派な駐車場がある。そこに車を置いて舗装林道を少し登った左側に、「毘沙門堂1.3km」との案内標識があり、横木が渡した遊歩道が山頂まで続いている。
 遊歩道としては少し急な登りではあるが、30分程度の登りで、ひと汗かけば毘沙門堂に着く。
 その左手前の林の中に、山頂がある。地図には「大城山410m」とあるが、二等三角点が設置されているだけ何もないところで、わざわざ山頂を踏む人は少ないのではとも思われる。ここをピークとした低い山地全体が「四王寺山」と言われているようで、ちょうどカルデラのように中央部分が低地になり、外輪部分を一周2時間程度で回ることができるハイキングコースである。
 北西に福岡市と博多湾が開け、東には宝満山や三郡山が聳え、南は太宰府市から筑後地方へと平地が広がっていて、それら展望しながら気分よく歩けるコースである。この山全体が、太宰府政庁の守護のための山城として、あるいは敵襲の場合の避難場所として機能していたようで、コースのいたるところにその史跡が見られる。

 今日は、比較的暖かい天気だったので、多くのハイカーと出会った。
 いったん登ってしまうと、あとはアップダウンが小さいので、山登りとしては物足りないが、夕べのアルコールを追い出すには程よい歩きだったのかもしれない。

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