ベートーヴェン交響曲第5番ハ短調作品67「運命」
交響曲の中から一つだけ選べと言われたら、モーツァルトの40番のように特別な想いがある曲もあるが、やはりこの第五番を選ぶ。
私が一番最初に知ったクラシック音楽もそうだし、最初に買ったレコードもこの「運命」だった。以来、歌謡曲やフォークなども含めてあらゆるジャンルの音楽で、一番数多く聴いた曲もこの「運命」だと思う。
曲の持っているインパクトが他と断然違う。出だしの「運命の動機」は、一度聴いたら忘れられない。それに、第一楽章から最終楽章まで無駄なくきちんと構成されている(と私は感じる。音楽理論はまったくわからないが、そう感じるのです。)ようで、聴き終えての爽快感がすごい。なによりも気分を高揚させてくれる。
普段は、カラヤンとベルリンフィルのドラマティックな演奏か「鬼気迫る」名盤と評価の高いクライバーとウィーンフィルのを聴いているが、今夜は、フルトベングラーとベルリンフィルの(1937年録音モノーラル)を久しぶりに聴いてみた。
前二つに比べると地味ではあるが、きっちりとした重厚な演奏で、さすがはと思えるものである。
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