昨日の宝満山で思い出した話がひとつ。 宝満山山頂からの展望はなかなかのもので、福岡ドーム等福岡市街から博多湾、能古島などが眼下に広がります。
で、いつだったか友人から聞いた話です。 山仲間の友人が、宝満山に登り、山頂で昼食をしていたら、20代の若者が3人登ってきた。山頂に着くなり、こんな会話を始めた。
「おーウミが見える」
「そういえば、ウミに入っていた者は、みな宝満山を懐かしがるもんね。」
「ウミからも宝満山が見えるけんね。ところで、おたくは今、何人ウミに入ってるね?」
「うん本家とあわせると5人ほど入ってこまっとる。」
そこに中年の男が汗をたらしながら登ってきた。三人お辞儀をしながら、
「おやっさん、おつかれさんです!」
中年の男は、シャツを脱ぎながら、汗を拭き始めた。
友人は、今までに会話を不思議に思っていたが、これで疑問が吹っ飛び冷や汗がでた。
中年の背中全体に、きれいな刺青。
なんと、その筋の人の集団登山でした。
「ウミ」は「宇美の刑務所」のことらしい。宇美町は宝満山の直下、北北西にある町です。
その後の会話では、なんでもおやじさんは、百名山制覇を目指しているとか。
うむー!新しい形の全国制覇か。
対抗して、警察も頂上作戦が必要か。
いやー、ほんとの話らしいですよ。
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