◎ 行きずりの街(志水 辰夫)新潮文庫
田舎の予備校教師が、行方不明の教え子を探しに上京する。その子の行方不明には、 彼がもと勤めていた女子高が関係していることがわかってくる。
この小説は、ジャンルで言うと、ハードボイルドになるのだろうか。
素人にしては、とてつもなく肝の据わった元教師が、並みの私立探偵顔負けの大活躍をするのだが、まあそれはともかく、とても面白く読める作品です。
2005年9月にはテレビドラマ化されているようです。見たかったな。
この作品は、「1991年このミステリーがすごい!(92年版)」の1位にランクされている(ちなみに、2位は、「新宿鮫Ⅱ」)のだが、同じ年の週刊文春「傑作ミステリーベスト10」には、全くランクされていない。なぜだろうか。
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