平治岳(ひいじだけ 1643m)、北大船山(きたたいせんざん 1706m)、大船山(たいせんざん 1787m)
今年の九重の山開きは、6月7日(日)だというが、その日は大混雑が予想される。山開きは、だいたい名物のミヤマキリシマの開花時期に合わせてあるが、今年はもうおおかた咲いているだろうと、一番花の多い平治岳に登ることにした。
ところが、高速道路に乗ったところで、登山靴を忘れてきたことに気がついたが、引き返すのはもったいないので、そのまま運転用の運動靴で登ることとした。過去にも数度そうしているし、まあ問題ないだろう。
平治岳は、坊がつるを挟んで、三俣山の反対側に聳える可愛らしい山容の山で、ミヤマキリシマの最盛期には山全体がピンクに染まる。その時期には、一番のポピュラーな大戸越からのルートは、山頂まで延々と連なる登山者の大渋滞となる。
それを避けるために山の反対側の斜面から登る平治岳北登山口から登ることにした。ところがこれは、僕の持っている古い九重の地図やガイドブックには表示されていない。不安だったが出かけた。
やまなみハイウェーから吉部のほうに入る。登山口近くには、道路わきに数十台は駐車できるのだが、僕が着いた8時半にはもう一杯で、有料駐車場しか空いていなかった。この有料駐車場は、近頃開かれた大きな駐車場で、一台1000円と、ちと高い。仕方がないのでそこの停める。
こちらからの登山者も結構多い。僕が知らなかっただけなのかもしれない。大船林道を進むと、すぐに右に「暮雨の滝(くらぞめのたき)」経由で坊がつるに出る登山口があるが、やり過ごして直進。すぐに車止めがあって、橋を渡ると橋のすぐ先を右に登山口がある。
気持のいい自然林の登山道は、緩やかで気持ちよく歩ける。やがて大船林道にまた出会うとその林道を右にしばらく歩くと左に「平治 北 登山口」との案内があり、そこからとりつく。
最初は緩やかだったが、だんだんと急な登りとなり、泥が昨日の雨で緩んだ滑りやすい雪解け道みたいな道となる。梯子やロープを頼りの急登場所もあり、結構なである。靴が運動靴なので尚更滑りやすく歩きにくい。水がしみ込んで気持が悪い。
天気予報では、昨日は曇り、本日は晴れだったのに、一向に晴れてこず、山頂付近は雲の中。それでも平治岳の山頂付近は、ミヤマキリシマが咲き乱れとても美しい。山頂へは、大戸越えからとはちょうど反対側から登りついた。
山頂は大勢の登山者で、座る場所のないくらい。記念撮影をして、大戸越えのほうへ下山。途中はミヤマキリシマの群落が咲き誇っており、本日の登山は正解であった。
大戸越えからの登山道は上りと下りが別ルートになっているが、案の定大戸越えからの上りは、大渋滞の模様で、下のほうは全く止まってしまっている。やはり反対側から登って正解であった。
大戸越で昼食を摂って、迷ったけれど大船山まで登って帰ることとした。平治岳の斜面と反対側の斜面が大船山への登山口。ここも滑りやすい泥道。途中のガレ場は、脇道が整備されて登りやすくなっていたので、あっという間に北大船山に着いた。こちらから大船山のほうは、ミヤマキリシマは、まだあまり咲いていない。
大船山の山頂を踏み、段原から坊がつるのほうへ下る。坊がつるには、テントがかなり張られていて、シーズンが近いようだ。
坊がつるからは、「暮雨の滝」経由で吉部登山口に戻る。さすがに運動靴の足の裏が少し痛くなった。
「牧場の温泉館」で汗を流し、定番、「岡嶋牧場」の日本一のアイスクリームを食べて帰路に就く。
(8:38)吉部登山口有料駐車場発、 (9:26)大船林道「平治北登山口」、
(10:34)平治岳山頂、 (11:13)大戸越、昼食、 (11:43)北大船山を目指し出発、
(12:22)北大船山、 (12:43-53)大船山山頂、
(13:43)坊がつる、 (14:21)暮雨の滝、 (14:53)吉部駐車場着
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