2009年5月10日日曜日

親父山、障子岳







 今日は、母の日なのに、何故か親父山に登ることとなった。近くに祖母山という母のつく山があるからまあいいだろう。なんか訳わからんね。



 ともかく、障子岳(しょうじだけ 1703m)は、九州百名山にも九州百命山にも列せられている宮崎県の山で、九州屈指の縦走コース「祖母・傾」コースの祖母山寄りにある岩山で、標高は縦走路では祖母山に次いで二番目に高いピークである。旧九州百名山には入っていなかったので登っていなかった 



 が、シャクナゲやアケボノツツジが美しいというので早起きして出かけた。高速を飛ばしても登山口まで3時間以上かかる。



 熊本インターから国道57号、国道325号線から四季見原林道に入り親父山登山口を目指す。わかりにくいのでナビで四季見原キャンプ場を目指せばいい。



 親父山登山口の表示があるところからも林道が上がっているが、途中から崩壊しているので、表示の周辺に車を停める。その荒れている林道の終点の先から沢を渡って登山道が始まる。それほどの急登ではないものの、親父山まではずっと上りが続くので、結構きつい。が、登り始めからミツバツツジが見事に咲いており、途中からはシャクナゲも加わりとても美しい。



 親父山(おやじやま 1644m 山頂の表記は親父岳とある)の山頂からは、障子岳のピンと尖ったピークとその右のほうには台形状の古祖母山が見える。この「親父」とはクマのことだそうで、かってはこの近辺にもクマが生息していたらしい。山頂にはクマの社がある。



 親父山から障子岳までは、ほとんど平坦で歩きやすい楽しい縦走路となる。障子岳の山頂は、狭いけれど障子岳の山頂付近には、アケボノツツジが見事に咲き誇っておりなんとも言えないくらい美しい。大崩山のアケボノツツジも美しいが、数こそ少ないけれど、岩峰と緑と青空に見事にマッチしたアケボノツツジは、最高に美しい。思わず感嘆の声が出た。



 展望も抜群で、祖母山が眼前に聳え、遠くには傾山までの縦走路が続く。阿蘇山も遠くに横たわり見事な自然の采配である。



 足を延ばして、縦走路から右の烏帽子岩は、さらに見事な展望だし、縦走路をさらに進んだ天狗岩は、アケボノツツジで見事に覆われている。



 帰りは往路を戻った。季節には珍しく30度を超えた暑さで、とても疲れたが、晴天に恵まれ、今までの山行でも最高と言ってもいいくらいの美しい山歩きだった。



(8:57)親父山登山口、 (10:01)親父山山頂、



(10:28-48)障子岳山頂、 (10:58-11:28)烏帽子岩、昼食、



(11:51-12:03)天狗岩、往路を戻る、 (12:31)障子岳、 (12:57)親父山、



(13:46)親父山登山口に戻る

0 件のコメント: