2009年5月6日水曜日

岳滅鬼山



岳滅鬼山(がくめきやま 1036.8m)


 連休最後の日もいい天気になった。やはり山に登りたくなるね。


 山と渓谷社の「九州百名山」で福岡県にある山は、全部登っていたが、シェルパの「九州百命山」というのがあり、岳滅鬼山がそちらのほうに入っていてまだ登っていなかった。シャクナゲの自生地があるようなので、ちょうどいい時期だと思って出かけた。


 英彦山に登る車道の途中に「しゃくなげ荘」という温泉があるが、その入口の前を200mほど通り過ぎた所に、右に大きな駐車場がある。反対側の高いところには、かっては「観光酒蔵」だったが、今は明太子の「福太郎」のきれいな建物が目立つ。


 舗装された林道は、まだまだ奥まで車で行けそうだが、途中にゲートが設けられているらしいので、その大駐車場に車を停めて、歩き出す。


 登山道は、その林道を15分ほど歩いたところ、左手に古い石の鳥居がある反対側に小さな案内標識があり、右に渓流のほうに下る。ここが見落としやすい。ガイドブックには「くちた木橋」とあるが、見落としやすい。


 この渓流を渡って右への道に入れば、あとは迷うことはないと思う。


 岳滅鬼峠からは急な登りとなり、岩場も随所に出てきて面白い登りとなる。


 ロープで難所を越えれば、急にしゃくなげが現れる。


 東峰(偽ピークとか言っていた人もいた。)の周辺がシャクナゲが多いようだったが、犬が岳ほどには群落は見られなかった。


 手前のピーク(岳滅鬼岳との表示もあった)のほうが、標高が高いのだろうけど、三角点があり、岳滅鬼山の表示があるのはその先のピークで、樹がたくさん生えた広い山頂である。周りの樹を切ってあるので、展望がいい。振り返ると東峰が美しい。


 昼食をとり、往路を引き返し、しゃくなげ荘の温泉で汗を流す。


 恐ろしげな名前の付いた山だけど、一部の岩場が小さな子供や高齢者にはきついだろうが、全体としては歩き易い、いい山だと思いました。


 なお、この名前は、「仏教の六道のうち、餓鬼道(物欲)をこの山の岩場で修行して取り去る。つまり餓鬼の心を滅する、ガキメキがガクメキへ転化したのではないかといわれている。」(山と渓谷社「福岡県の山」)そうだ。


 呼び名は、ガイドブックには「がくめきさん」としてあるのが多いようだが、「山と高原地図 福岡の山々(2006年版)」には「がくめきやま」としてあるので、それをとりました。


(9:00)しゃくなげ荘上駐車場発、 (9:15)くちた木橋、 (9:47)大南林道交差地点登山口、 


(10:08)岳滅鬼峠、小休止、 (10:38)東峰、 (10:45)岳滅鬼山山頂、昼食、


(11:23)下山、 (11:55)岳滅鬼峠、 (12:08)大南林道交差地点、 (12:40)くちた木橋、


(12:49)駐車場に戻る。


0 件のコメント: