ベートーヴェン ピアノソナタ第14番嬰ハ短調作品27の2「月光」
ウィルヘルム・ケンプ(ピアノ)
若い頃ギターを少しやっていた。そのころ好きだったギターの曲にソルの「月光の曲」というのがあって練習をしていた。
で、たまたま声楽家の友人のアパートを訪ねた時にかかっていたレコードがこれである。曲名を訊いたところやはりこれも「月光」だという。アルペジオの部分が少し似たところがあったからでもあろうが、感じるものがあって、すぐに好きになってしまった。
何度も何度もレコードをかけてもらって迷惑をかけた。
その後、私が東京を引き払って九州に帰る時に、「これ、あなたが好きだったから」と彼女がプレゼントしてくれたレコードである。
他人からプレゼントなど頂いたことなどほとんどなかったので、すごく感激した。
その後もすっかり擦り切れるまで繰り返し聴いた思い出のレコードです。このレコードに入っている「悲愴」も「熱情」もとてもよくて、他の演奏を聴いてもいまだにこれを凌駕するものはないと思っています。
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