2009年3月8日日曜日

果断


























果断(隠蔽捜査2)今野敏著 新潮社 
 先日読んだ「隠蔽捜査」がとても面白かったし、主人公が気に入ったので、さっそくその続編である「果断」を読んだ。まだ、文庫本になっていないので単行本である。
 官房総務課長から警察署長にとばされた主人公は、相変わらずの正義感で仕事に励む。その内外部との人間関係が前作にもまして面白い。
 事件の方も、いろんな仕掛けがしてあり、ミステリーとしての面白さも出てきた。
 そのせいか、この作品もいろんな賞を受賞しているようだ(山本周五郎賞、日本推理作家協会賞など)し、2008版の「このミステリーがすごい」でも4位にランクされている(文春では9位)。
 この本を購入する時に、本屋の女店員さんに「果断」の文庫本がないか尋ねたところ、たちどころに回答され、おまけにシリーズ3作目がもうすぐ出ますよと教えてくれた(3月19日の予定)。聞けば、やはりこのシリーズのファンということだった。女性にも共感されているんですね。

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