2009年3月10日火曜日

グールドのゴールドベルク変奏曲


バッハ ゴールドベルク変奏曲 グレン・グールド(1955年録音) 

 グールドのゴールドベルクについては以前(2008年11月10日)に書いたけど、それは1981年録音盤について。

 今回のは、1955年録音盤で、グールドのセンセーショナルなデビュー盤といいてもいいような名盤である。といっても、どこがどうセンセーショナルなのかは素人の私にわかるわけがない。そう言われているのです。

 私が81年版とこの55年版を聴き比べて感じるのは、前者のほうが静かで落ち着いてきており、全体としてまとまっているという印象を受ける、後者の方がより感情の起伏が大きく聞こえるということくらいです。他の人が弾いたのをほとんど知らないから、そのくらいしかわかりません。

 でも、曲そのものが素晴らしいのか、どちらを聴いても楽しめます。

 で、この55年版のCDを買う時に、あわてていて間違って買ったのが写真の右側のCDです。値段は高かったのですが、実はこれは音源をコンピュータ処理し、自動演奏ピアノに弾かせたものを録音したもののようです(技術的にはよくわかりません。)。ですから、録音は実は2007年なのでしょうか。ピアニストは自動演奏ピアノ。これが、専門家の間でどのように評価されているのか知りませんが、私の気分としては許容できないなという感じです。

0 件のコメント: