2008年4月27日日曜日

ベストミステリー2


ベストミステリー2

 3月11日のブログで、ベストミステリー1として、海外の本格ミステリーを10作品あげてみた。

 今日は、本格以外で、広義のミステリーの中でとても面白かった海外ものを10作品あげてみる。

・有名な冒頭の文章とカウントダウンのサスペンス小説「幻の女(ウィリアム・アイリッシュ)」、

・追う者と追われる者の知力を尽くした戦いで息もつかせぬ「ジャッカルの日(フレデリック・フォーサイス)」、

・奇妙な短編小説集だが妙に納得する「あなたに似た人(ロアルド・ダール)」、

・終いには主人公になってしまった異常殺人者を登場させブームを作った「羊たちの沈黙(トマス・ハリス)」、

・コン・ゲームの秀作「百万ドルを取り返せ!(ジェフリー・アーチャー)」、

・映画でも大活躍の冒険スパイ活劇の名作「暗殺者(シリーズ)(ロバート・ラドラム)」、

・同じく最近映画化され、射撃の名人が大活躍の「極大射程(シリーズ)(スティーブン・ハンター)、

・抜群のアイデアで不可能を可能に、読後感も爽快「シャドー81(ルシアン・ネイハム)」、

・同名のバーまで作られた冒険小説の傑作「深夜プラス1(ギャビン・ライアル)」、

・そして近頃はマンネリが目立つが、当初は新鮮で大ベストセラーとなった検屍官ケイ・スカーペッタのシリーズ

 その他、同程度に面白かったものはたくさんあるし、以上にあげたものもずいぶん前に読んだ時の記憶に頼っているので、今読んで面白いかどうかは自信がない。チャンドラーの「長いお別れ」などは、名作の誉れが高いが、果たして読んで面白いものなのか迷うものもたくさんある。

 いずれにしても、こういうのは個人の好き嫌いだから百人百作品だろうけど。

 私がミステリーを読み始めたときは、「世界の推理小説総解説(自由国民社)」と「東西ミステリーベスト100(文春文庫)」を参考にしながら、古いものから順に読んだので、次に読むものがアイデア等も新鮮に感じられ、いずれも面白く読めたという記憶がある。   

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