一昨日の可也山から下山途中に、私の大嫌いな蛇に出会った。今年の蛇遭遇第一号である。危険なマムシではなかったけれど、肝を冷やした。もっと夏場になったらある程度警戒しているのだが、今の季節ならまだ出ていないだろうと予測していなかったから、なおさらである。
そこでずっと前に友人に出したメールを思い出したから、ここに書き出す。「山の危険動物」という題名のメールでした。以下そのメール。
山に登る楽しみの一つに、自然のままの動植物を観ることができることがあります。植物は、特に花の季節には、美しく可憐な花々は、大きな喜びを与えてくれます。
が、今日は動物のことについて。北海道や本州の山にはクマがいて、危険ですね。でも九州の山にはそれほど危険な動物はいません。せいぜい、猪くらいですか。僕も二度ほど猪と遭遇しています。
でも猪と出会ってもめったなことで命を落とすことはありませんから、九州の山は、まあ、安心して歩けます。鹿、狸、狐、いたち、山鳩、雉等がいます。雉や山鳩などは、足元から急にバタバタと飛び立って臆病な僕をビックリさせることがありますが、危険はない。
いや、そうだ。いたいた!危険な奴が。
マムシです。九州の山にはやたらとマムシが多い。ちょっとじめじめしたところには、たいてい「マムシに注意」の表示がしてあります。今日も下山途中に、足元をしゅるしゅると動くものがいます。あーっつ、やばい!冬眠前のマムシは特に危ない、と思って慌てて後ずさり。目を凝らしてよくみると、良かった、マムシではなくただのシマヘビでした。
でも、僕は、ヘビが苦手中の苦手なのです。なんとかヘビのほうから逃げてくれたので、そのまま下山道を下るのですが、それ以後は、足元をさらに注意深く見ながらの下山になりました。
ちょっとでも動くものがいると、足を止めます。トカゲが何匹もちょろちょろしては驚かせます。それでも、まあ足元をみながら、調子よくずんずんと下山していたのです。が、思わぬ伏兵が。
下を見つめている我が顔に、急にべとっとして黒い塊がガサゴソ。ギャー!思わず声をあげる。
道の真中に巣を張っていた大きな蜘蛛が、鼻の横から頭に逃げる。仰天して帽子で振り払う。僕は蜘蛛も大嫌いなのです。
人のあまり通らないコースの時には、蜘蛛の巣にも注意しなければなりません。蜘蛛の巣が、顔にべたっとくっつくのはあまり気持のいいものではありません。これだから低山歩きは嫌なのですが、九州の山では仕方の無いことですね。
夏の終わりの変な山行でした。では、また。
ずっと前のメールでした。お粗末。
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