2008年4月3日木曜日

葉桜の季節に君を想うということ

葉桜の季節に君を想うということ(歌野 晶午 著)文春文庫 
 ちょっと変わった書名であるが、2004年版「このミステリーがすごい」の1位になった作品なので、すぐに本屋で手にとってみた。 冒頭の部分がとても面白そうだったから(どう面白いかは読んでみてください)購入しようかなと思ったが、出た当初は単行本で、ちょっと高かったから見送っていた。
 昨年5月、文庫化されたので購入したのだが、今になってやっと読んだ。
 感想、「いやーなんとも巧く騙されたなー。参った参った。」ということです。類似のトリックはあることはあるのだが、そのことに全く思いがいたらないまま終盤まで読んでしまって、うーんやられたなという面白い展開で、さすがは1位にランクされた本格ミステリーである。
 本格好きの方には、超お薦め。
 なお、この作品は、この年の週刊文春の「ミステリー・ベスト10」では、2位にランクされている。

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