八ヶ岳(やつがたけ 主峰は赤岳)
硫黄岳(いおうだけ 2,760m)
横岳(よこだけ 2,829m)
赤岳(あかだけ 2,899m)
阿弥陀岳(あみだだけ 2,805m)
シルバーウィークを利用して八ヶ岳などを登ってきました。
往復は自家用車で、走行距離はしめて2,155kmでした。高速代は4,600円。往きが2,100円で、不思議なことに同じ道だったはずなのに、帰りは2,500円でした。
19日に茅野市着、車で入れる美濃戸山荘に宿泊し、20日に北沢から硫黄岳に登り、横岳の岩場を縦走し、赤岳天望荘に宿泊した。当初は、長距離運転の疲れもあるかもしれないので、安全をとって硫黄岳山荘に予約を入れていた。ところが登りがとても楽で、10時には硫黄岳に着いてしまった。
そこで、硫黄岳山荘はキャンセルしていったん赤岳展望荘まで進むこととし、余裕があれば赤岳山頂小屋まで登ることとした。
天気はめったにないくらいの快晴で、硫黄岳からの眺めはとても素晴らしい。硫黄岳の噴火口の跡は、覗き込むのが怖いくらいだ。これから進む横岳や赤岳の山並みがみごとである。
横岳を縦走するところが、今回では一番危険な個所で、確かに両脇が切れ落ちたナイフリッジは、天候が悪ければちょっと怖い個所だ。だが、きちんと鎖が張ってあるし、天気は上々なので、ゆっくり歩けば心配ない。
横岳の山頂からの眺めは、これまた素晴らしい。僕の山登りの中でも指折りのシーンであった。北アルプスの立山連峰や槍ヶ岳から大キレットを経て穂高の山々、中央アルプス、南アルプス、乗鞍岳、御嶽などが見渡せるし、富士山もこぶのない端正な姿ですくっと立っている。感動モノでした。
天望荘にも12時半には着いてしまったので、赤岳天望荘から山頂小屋に電話を入れて、宿泊をしたい旨頼んだが、既に布団一枚に二人の状態だからと断られた。
天望荘のほうも予約で満杯であったが、直前にキャンセルがあり、僕が泊まることができてまことに幸運であった。山小屋は、避難小屋的な意味もあり、本来は予約がなくても泊まることができるのであろうが、客の快適さの要求から、最近では予約なしには泊めなくなってきているようだ。事前によく調べて、必ず予約をしておいたほうがいい。こうなってくると、いざとなればキャンセルすることで、ダブル予約ということにもなろうか。考えないといけない。
そういうわけで、幸運にも泊まることができた天望荘ではあるが、一人の宿泊スペースは幅50センチ程度のぎゅうぎゅう詰め、蒲団の代わりに寝袋が置いてある。まあ、このほうが個人のスペースがはっきりするからとか。
ということで、夜はいびきを耳のすぐ横で聞くこととなったので、夜明けまでほとんど寝たという自覚はなかった。
翌21日も快晴。ご来光が美しい。
赤岳への登りは、とても急で、見上げるとずるずる滑り落ちそうに見える。小石の多い岩肌をジグザグに登るのだが、急なので要所要所には鎖が張ってあり、安全に登ることができる。何もなければ、ちょっと用心しないといけないような登りである。
赤岳山頂小屋を過ぎると、山頂はすぐである。ここも360度の展望で素晴らしい。正面からは富士山の端正な姿が飛び込む。
しばらく休憩して、中岳から阿弥陀岳に登ることとする。急降下して急登するコース。ちょっとためらったが、まあ、時間はたっぷりある。ゆっくりいけばいい。
中岳のコルにザックをデポしてカメラだけを持って阿弥陀岳に登る。こコルからは、空身で片道20分の登りだ。
中岳のコルに戻って中岳道を下れば、すぐに行者小屋で、そこからは南沢コースで美濃戸山荘に戻る。この南沢コースは、途中までは平坦な歩きやすい道であったが、すぐに岩ゴロゴロの下りとなり、延々と続くような感じがしてくたびれた。
美濃戸山荘で、昼食をとり、駐車していた車に乗って八ヶ岳山荘まで下り、汗を流し(500円)、今夜泊めてもらうこととなっている、いずみ平に住む友人の別荘に向かう。翌日のことは、また。
20日
(6:30)美濃戸山荘発、 (8:05-15)赤岳鉱泉、 (10:03-20)硫黄岳、昼食、
(11:21)横岳、 (12:36)赤岳天望荘、泊
21日
(6:00)赤岳天望荘発、 (6:30-45)赤岳山頂、(7:30)中岳、 (7:43)中岳のコル、
(8:02-07)阿弥陀岳、 (8:27-35)中岳のコル、 (9:08-13)行者小屋、
(10:41)美濃戸山荘着
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