2008年5月11日日曜日

井原山

井原山(いわらやま 983m) 
 先週は飲み会が続いたので疲れていたのであろう、今朝は寝坊した。昨日は雨だったので、山歩きはできなかったから今日はどこかに昇りたいが、時間的には近場の山に登るしかない。連休中に井原山に登った友人からミツバツツジがことのほか綺麗だったと報告があっていたので、一週間たったけどまだ大丈夫かなと出かけた。

 いつも登る瑞梅寺の「井原山雷山自然歩道」から先に林道を車で上り詰めると、水無鍾乳洞の入り口に着く。そこが水無登山口で、多分ここからが井原山への最短コースになるのであろう。

 時間が遅かったので、登山口の駐車場は、満車状態であったが、下山者がいたので入れ替わりに車を停める。

 水無鍾乳洞を左に、右に井原山への登山道を登る。新緑の登山道はとても気持ちがいい。沢に沿って右に左に何度か横切りながら緩やかに30分ほど登ると、「井原山30分」との標識があり、登山道は左に沢から離れていよいよ急登になる。このコースで一番きついところで、木の根、幹につかまりながら息を切らせ登る。急登は長く続かず、10分ほどであろうか、また緩やかな登りとなると、期待していたミツバツツジが現れ始める。

 ミツバツツジは友人の報告どおり、もうピークをわずかに過ぎているようだが、まだまだ美しい。むしろ、散った花が登山道の両脇下に、咲いている花が両方の頭上にとサラウンドトンネルとなっていて素晴らしい。頂上付近まで進むと、まだ今が盛りと咲き誇っていた。
 山頂は、やはり花目当ての多数の登山者でにぎわっていた。昼食をとりすぐに下山。雷山まで縦走しようかとも思ったが、往復三時間ほどかかるので時間が気になったし、天気もいまひとつ良くないので、今回は、縦走路を少し下り、右にアンの滝(アンの滝の名前の由来、意味が判らない。)から瑞梅寺方向に下る。確か、アンの滝付近から鍾乳洞のほうに行く道があったから、初めてだがその道を行ってみよう。
 しばらく石灰岩の混じる道を緩やかに下ると、やがてジグザグの急降下となる。うんざりするほど下ると、沢沿いの気持ちのいい道となる。水無登山口への案内を二度見送って、アンの滝まで下る。あれっ!鍾乳洞へはさっきの分岐だったかと引き返し、5分ほどで、井原山山頂からは水無への二箇所目の分岐を左に(山頂からは右に)はいる。地形からすると山腹を巻いたり、谷を渡ったりする道だろう、まあ多少のアップダウンはあるかなと思っていた。ところが、この道は、ひたすら登るばかり。それもかなりの急登である。ほとんど山頂への登り返しという感じだ。途中、瑞梅寺川の源流があって、水が美味しかった。いやになるほど登り返すと、やっと鍾乳洞への道と合流し、そこからは、登山口まではすぐである。

 ミツバツツジは美しく、堪能できた山歩きであった。が、しかし、今の時期は九州の山は、なんでこうもピンクムードなんだろう。アケボノツツジ、ミツバツツジ、石楠花、ミヤマキリシマ、みんなピンクなんだよね。こうピンクがくると、やはり純白の花が欲しいよね。丹沢の桧洞丸のシロヤシオは純白の花が綺麗だったなあ。

(11:53)水無鍾乳洞登山口、 (12:45)井原山山頂、昼食、 (13:10)下山、 (13:51)アンの滝、(13:57)水無鍾乳洞分岐、 (14:38)水無鍾乳洞登山口

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