第三の時効(横山秀夫)集英社文庫
富士山から帰ってきて、どうも腰痛がひどくなった。整形外科にも診てもらったが、骨には特段の異常はないようだが、痛みは一向によくならない。梅雨の天気も高温多湿で、私の一番の苦手な時期だ。
ということで三連休も家でおとなしくしていた。
で、読んだのがこの「第三の時効」だ。6年前の出版だが、最近テレビで同じ作家の「臨場」がテレビドラマ化されていて、面白かったので、この作家の「最高傑作(帯の池上冬樹氏の評)」というので、読んだ。
書名になっている「第三の時効」他6編の短編集であるが、主人公等の登場人物は同じ。県警の捜査1課の、異なった強烈なキャラクターの三人の班長が、それぞれメインの捜査官として事件を解決導く。
多少無理はあるものの、日本の警察もの推理小説としては、めずらしくスカッとしている。なかなか巧いプロットで洒落た鮮やかな解決に導く、面白くていい小説だ。
続編も出ているようなので読んでみたい。
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