稲星山(いなほしやま 1774m)
鳴子山(なるこやま 1643m)
白口岳(しらくちだけ 1720m)
梅雨の中休みの土曜日、登山日和である。出かけないことはない。
どの山も、九重連山の南端に位置する山で、普段は比較的登山者の少ない頂である。だが、この時期は、例外的にたくさんの登山者が訪れる。6月下旬から咲き始めるオオヤマレンゲの花が目当てだ。
もちろん僕も今回は花目当て。オオヤマレンゲには、まだ一度も会っていない。近頃のガイドブックに度々紹介されているので、それではというわけである。
咲いているのは、鳴子山の斜面だが、そこだけではというので、沢水から本山登山道(ほんやまとざんどう=表登山道ともいう。)から鳴子山、稲星山、白口岳と回り、鉾立峠に下り、さらに佐渡窪から鍋割峠、くたみ岐れを通って沢水に戻る周回コース(GreenWalk2009年夏号に紹介がある。)をとることにした。
9時過ぎに沢水(そうみ)展望台下の駐車スペースに着いたが、既に車で一杯で、やっと1台分のスペースを見つけて停めることができた。
本山登山道を稲星山のほうに急登し、途中から直接鳴子山のほうへ登る道があるのだが、それを見落として、稲星越に登ってしまった。
仕方がないので、まず稲星山の頂を踏み、稲星越まで引き返して鳴子山へ登る。途中にお目当てのオオヤマレンゲは咲いているはずなのに、足下ばかり注意しているせいかほとんど見つけることができない。他の登山グループの女性からあそこよと教えていただいてやっとオオヤマレンゲに会うことができた。
群落があるのかなと想像していたが、そこここにぽつぽつとという感じで咲いていました。まあ、こんなものですかね。でも、一度見ておけばいいか。
この稲星越からの鳴子山往復は、写真を撮ったり、ちょっと急いで登ったり下ったり引き返したりしたのでとても疲れた。
白口岳で夏定番の冷やし中華での昼食をとり、鉾立峠への急降下。ロープが張ってあるが、黒土がすべりやすく、一度尻もちをついてお尻が真っ黒。
佐渡窪は湿地帯だが、普段はそれほど水は多くない。だが、昨日までの大雨で、窪地のほとんどが冠水している。巻き道はあるのだが、木道の上までは水が来ていないので、直進して木道を歩く。
ところが、木道がくるっと回転して、拍子に僕は背中から水の中に。ああ冷たい。夏でよかった。
おまけに、登り道まであと数メートルというところで木道が切れており、ジャブジャブと水の中を歩く羽目に。ああ、巻き道を行けばよかった。
それでも、お目当てのオオヤマレンゲには会えたし、満足いく山歩きでした。
(9:10)沢水展望台下駐車場所発、 (11:07)稲星越、(11:20-30)稲星山、
(11:56-12:00)鳴子山、 (12:22)稲星越、 (12:38-52)白口岳、昼食、
(13:23-30)鉾立峠、 (14:28)くたみ岐れ、 (14:48)沢水展望台駐車場所に戻る
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