フロスト気質(上)、(下)R・D・ウィングフィールド著 芹澤恵訳)創元推理文庫
土曜日は横めし、日曜日は雨で、山は登らなかった。で、日曜日は、読書に励んで、フロスト警部シリーズの最新作を読みました。深夜2時過ぎたので、少し眠い。
シリーズ4作目は、とうとう上下に分冊された超長編になってしまった。例によって、「モジュラー型」で、複数の事件が交錯するややこしい展開に、警察署の人手不足から、フロストは休暇返上で不眠不休。 と、ここらへんは、毎回同じようなパターンかな。
署長や同僚との関係が耐え難いようになるなかで、フロストはますます献身的な活躍。読んでいるこちらのほうが悔しくなるくらいのお人よしな場面もあるし、シリーズで最悪ではないかと思うシーンもある。
超下品なジョークは、相変わらずだけど、なんだか作を重ねるほどにフロストの捜査がなかなかのものになってきていて、結果論だけではなくなってきているような感じをうける。
彼の人情味もますます深くなってきているし、しんみりさせる場面もたくさん出てきた。
さてさて、次の作品はどんなふうになってくるか、楽しみだ。
なお、このシリーズはテレビ化されているようで、DVDも発売されているようだ。(以下を参照)http://www.tsogen.co.jp/wadai/0807_04.html
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