「カラヤンとフルトヴェングラー」、「カラヤン帝国興亡史」(二冊とも中川右介著 幻冬舎新書)
カラヤンもフルトヴェングラーも超有名な指揮者であるけれど、私は、レコードは聴いても二人については何も知らなかった。
で、本屋を覘いた時、目に付いたのがこの新書。
フルトヴェングラーやカラヤンがナチスとどのように関係したか、また二人がどのように関係して、どのようにしてベルリンフィルの指揮者として君臨しえたのか、さらにはチェリビダッケやベームやバーンスタインなど巨匠と言われるような指揮者たちとの関係など、資料に基づき興味深く解き明かす。といっても堅苦しくなく読みやすい。
世紀の名演といわれるレコードがどのようにしてできたのかにもふれられており、レコードを聴く楽しみがまた広がった。
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