ゴールデンスランバー(伊坂幸太郎著)新潮社
昨年の「このミステリーがすごい!」と早川書房の「ミステリが読みたい!」の1位、週刊文春「ミステリーベスト10」の2位などいくつもの紹介本で上位にランクされた本であり、面白くないわけがない。
普通に暮らしていた平凡な市民が、いきなり首相暗殺の犯人にでっちあげられるのだ。あなたなら、どう逃げるか。
本当に、まあ面白い。いったいどのように展開するのか。先が気になって一気に読める本である。
が、どうも僕の好みのタイプではない。あまりにも非現実的な箇所が多過ぎるのだ。ありそうもないことが多過ぎるのだ。
もちろんそういったミステリーは、物語だからそれを言ったらおしまいよと言われるのかもしれないが、ミステリーといっても、できるだけありそうな現実を装って欲しいと思う。
こういう面白さを狙ったミステリーよりも、緻密な、読み応えのある国内ミステリーを望みます。
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