2008年6月22日日曜日

メンデルスゾーン ヴァイオリン協奏曲

メンデルスゾーン・ヴァイオリン協奏曲ホ短調
 先日のブラームスのヴァイオリン協奏曲の入っているCDの後半はメンデルスゾーンのヴァイオリン協奏曲が入っていて、もともとはこれを聴くために買ったCDである。こちらもムターが17歳のときの録音という。
 このヴァイオリン協奏曲は、なんと明るく愛らしいことだろうというのが全体のイメージではあるが、どこか繰り返し聴きたくなるようなところが少ない。何故だろうか。
 CDを聴いて受ける感じを、少し大雑把に、僕なりに表現するとこういうことになるのだろうか。
 第一楽章の甘美なメロディは、一度聴いたらもう口ずさみたくなるくらいで、美女が目の前で激しく踊っている感じもする。
 第二楽章は、なんといっても優しさが溢れている。しかも明るい優しさだ。まるで聖母マリアに抱かれているような感じ。
 第三楽章は、ひたすら明るく元気に、さあ手をつないで駆け出そうよと言う感じかな。
 全体をとおして、優しくて明るく元気なんだ。うーん、短調の曲なんだけど明るいなあ。素晴らしい曲だし、聴いていれば楽しいしね。
 でも、団塊親父としては、どこかじっくりと深いしみじみとしたところが欲しいとは思います。
 でも、でも、三大ヴァイオリン協奏曲の一つとして、不動の位置を占めている名曲には違いない、いい曲です。手元に一枚は持っていてもいいと思います。 

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