2008年6月29日日曜日

宝満山126


 朝から大雨。田原さんのサンデーモーニングを見ていたら、雨が止んで、晴れ間が見え始めた。

 先週も、雨でどこにも登れなかったので、あわてて準備をして126回目となる宝満山へ。昼過ぎからの登山になったが、往復2時間だから問題ない。時間がないときの鍛錬登山である。

 さすがに湿気が多くて大汗をかいて、とてもきつい。こんな日でも大勢の登山者があるのが、この宝満山だ。

 山頂直下のキャンプ場のトイレが工事中で、完成は9月とか聞きました。

 山頂で、夏の定番「冷やし中華」を昼食とし、帰路は、キャンプ場から女道を経由し、正面登山道を戻る。

 写真は、正面登山道の2合目「一の鳥居」を少し登ったところにある「亀岩」です。薄暗いときに見ると、本物の大亀に見えてドキッとします。

(12:17)竈神社上林道発、 (13:22)宝満山山頂、(13:37)下山、 

(14:22)竈神社上林道に戻る

2008年6月28日土曜日

インディ・ジョーンズ クリスタル・スカルの王国

 梅雨とはいえ、まあよく降っています。
 山に登ろうかなとも思いましたが、自粛しました。こんな時には、やはり映画ですね。 
 インディは、前作で終わりかなと思っていたので、これは望外の楽しみでした。
 確かに期待通り面白かったし、大掛かりになっているし、いろいろサービス満点の作ではありました。が、ショーン・コネリーと競演した前作のほうが、やはり完成度も面白さも上のように思えました。まあ、おまけの作品だね。
 でも、気になっていたことが、いい方向に展開していて、まあこれでインディも安心して引退できるのではないでしょうか。
 雨の休日を愉しむのに十分な映画でした。 

2008年6月23日月曜日

カルメン レクチャーコンサート

 7月22日(火)にアクロス福岡のシンフォニーホールで歌劇「カルメン」ハイライト公演があるのですが、今夜は、その「歌劇『カルメン』ハイライト楽しくお聴きいただくためのレクチャーコンサート」というのが、同じくアクロスの円形ホールで催されたので参加してきました。
 九州交響楽団事務局長今村晃氏の、情熱と薀蓄に溢れた楽しい解説と、ハイライトに出演されるバリトン原尚志さんとソプラノ持松朋世さんの歌声で、楽しい時間を過ごすことができました。
 オペラのアリアを聴くことは大好きなのですが、オペラとその周辺については、なかなか勉強する時間がない私にとっては、とてもいい企画であったと思います。改めてカルメンのDVDでも買ってみようかなと思いました。
 ただ一つだけ惜しかったのは、あのアクロスの円形ホールの音響は、とてもデッドなので、ピアノにも歌にもとても負担が重かったろうなと思えたことでした。
 アクロスにもいい小ホールが欲しいものです。

2008年6月22日日曜日

メンデルスゾーン ヴァイオリン協奏曲

メンデルスゾーン・ヴァイオリン協奏曲ホ短調
 先日のブラームスのヴァイオリン協奏曲の入っているCDの後半はメンデルスゾーンのヴァイオリン協奏曲が入っていて、もともとはこれを聴くために買ったCDである。こちらもムターが17歳のときの録音という。
 このヴァイオリン協奏曲は、なんと明るく愛らしいことだろうというのが全体のイメージではあるが、どこか繰り返し聴きたくなるようなところが少ない。何故だろうか。
 CDを聴いて受ける感じを、少し大雑把に、僕なりに表現するとこういうことになるのだろうか。
 第一楽章の甘美なメロディは、一度聴いたらもう口ずさみたくなるくらいで、美女が目の前で激しく踊っている感じもする。
 第二楽章は、なんといっても優しさが溢れている。しかも明るい優しさだ。まるで聖母マリアに抱かれているような感じ。
 第三楽章は、ひたすら明るく元気に、さあ手をつないで駆け出そうよと言う感じかな。
 全体をとおして、優しくて明るく元気なんだ。うーん、短調の曲なんだけど明るいなあ。素晴らしい曲だし、聴いていれば楽しいしね。
 でも、団塊親父としては、どこかじっくりと深いしみじみとしたところが欲しいとは思います。
 でも、でも、三大ヴァイオリン協奏曲の一つとして、不動の位置を占めている名曲には違いない、いい曲です。手元に一枚は持っていてもいいと思います。 

夏風邪をひいた

 先週木曜日の夜から悪寒がして風邪をひいてしまった。土曜日に大事な仕事が入っていたので、頑張ってなんとかのりきった。土曜日は、大切な朝日会の7月例会も入っていて(別府鉄輪温泉で)、こちらには仕事が終わって夜だけでも参加する予定であったが、体調が戻らなかったので途中から引き返した。参加できなくて残念である。

2008年6月18日水曜日

ランボー 最後の戦場

 全編、殺戮シーンの凄まじい映画としか言いようがない。
 悲しいかな、それでもどこか面白く感じるところがある。

2008年6月17日火曜日

ブラームスヴァイオリン協奏曲ニ長調


ブラームスヴァイオリン協奏曲ニ長調

アンネ=ゾフィー・ムター(ヴァイオリン)

ヘルベルト・フォン・カラヤン指揮
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団

 ヴァイオリン協奏曲は、ベートーヴェンのそれが一番好きで、一時はそればかり聴いていた時期がある。今でも、一番好きなことには違いないが、ここ数週間はこのブラームスの協奏曲ばかり聴いている。もともとこのCDは、メンデルスゾーンの協奏曲を聴くために買ったので、ブラームスのほうはあまり聴いていなかった。それが、FMで流れていたのを聴いたのがきっかけで、なかなかいいじゃないかと思って、あらためて聞き惚れているところだ。

 第1楽章と第3楽章のスケールの大きい逞しさと対照的に、第2楽章のなんともいえないしみじみとした感じは、聴くほどに味が出てくる。何度でも繰り返し聴いていたいと思うほどです。

 このCDを録音したときのムターは、まだ10代の少女でしょうが、カラヤン指揮のベルリンフィルに臆することなく、堂々と自由に表現しているよう感じます。

2008年6月15日日曜日

三郡縦走


宝満山(ほうまんざん 829m)、三郡山(さんぐんさん 936m)、砥石山(といしやま 826m)、若杉山(わかすぎやま 681m) 

 昨日は、前の職場の山仲間がのびのびになっていた私の送別登山を組んでくれた。勿論下山後の反省会付きだから、近場で車無しでの登山である。

 竈神社から宝満山正面登山道を登り、山頂から三郡山を経て、砥石山、鬼岩谷のピークを踏んで、しょうけ越えの谷を渡り、若杉山へ登り返して、篠栗町へと下る12kmほどの縦走コースで、普通「三郡縦走」と呼ばれているコースである。日本アルプスなどの遠征前の鍛錬コースとしてよく知られており、普段から縦走する登山者も多い。 

 一般的には、若杉山から宝満山へと逆コースを縦走する人が多いようだが、私は今回のコースのほうが少し楽かなと思います。

 天気もどうやら曇り空のままで、絶好の縦走日和となり、全員快調に縦走することができました。縦走路にはところどころに白い山アジサイや赤いヤマツツジが綺麗に咲いており、それが新緑に映えて、なかなか捨てたものではない楽しめるコースとなっていました。
 反省会の時間の関係もあり、若杉楽園からはタクシーを飛ばし、オアシス篠栗で汗を流し、JRで篠栗から博多まで戻る。

 博多駅の近くの居酒屋「博多魚一番」で反省会。反省会には、仙台で大学の同窓会に出席されていた先輩にわざわざかけつけていただいた。仙台空港は、地震直後で危なかったそうである。

 ビールの美味しいことといったら、もう最高で、記念品までいただいて、最良の一日でした。 疲れからか、少量のアルコールですっかり酔ってしまって、博多駅からはタクシーでの帰宅となりました。

 みなさんありがとうございました。

(9:00)竈神社下内山バス停発、 (10:33-51)宝満山山頂、

(11:41-12:21)三郡山山頂、昼食、 (13:13-23)前砥石、(13:43)砥石山、 

(14:03-10)鬼岩谷、 (14:33)しょうけ越え、 (15:18)若杉山山頂、

(15:55)若杉楽園着、タクシーでオアシス篠栗へ

2008年6月12日木曜日

遠きに目ありて


遠きに目ありて(天藤 真 著 創元推理文庫)

 昨年の「このミステリーがすごい」で1位になった「ウォッチメーカー」の探偵リンカーン・ライムは、いわゆる「安楽椅子探偵」としての近年の代表格であるが、古典的に有名な安楽椅子探偵は、オルツィの「隅の老人」であろうか。

 日本にも、安楽椅子探偵と言われるような探偵は、高名な「退職刑事」など何人かはおられるみたいですが、私はあまり知らない。

 この全5話の短編集「遠きに目ありて」に登場する探偵役、岩井信一君は、「重度の脳性マヒであったため、ほとんど全身の自由がきかず、言葉ももつれて慣れない者には聞き取りにくい。(文庫12ページ)」障害者の少年である。知り合いの警部から捜査の概要を聞いて、難しい事件を見事に解決に導くというもので、著者の傑作と言われている。

 どこかすっきりとは納得がいかない判りにくい部分も多いと思うけれど、確かによく書かれているし、特に第5話は、凝っている。

 それよりも、この小説が書かれたのが、約30年前1970年代である。ユニバーサル社会の認識が浸透しつつあるこの頃とは違って、まだまだ障害者の外出さえかなりの困難があった時に、この小説が書かれたことの意義は大きいのではないだろうか。

2008年6月11日水曜日

ナルニア国物語第2章:カスピアン王子の角笛

 子供の映画でしょう。何かの映画を寄せ集めたような画像とストーリーは、しかも、判りにくい。何より、主演の子供たちであるが、容姿にも個性にも魅力が感じられないのです。
 しかし、今月は、見ようと思う映画が多くて困る。まだ、「ランボー」とか「最高の人生の見つけ方」とか「ラスベガスをぶっつぶせ」とか「隠し砦の三悪人」とか見たいのがたくさんある。
 一番楽しみにしているのが、最も好きな映画のシリーズ「インディ・ジョーンズ」である。うーん、お金も時間も足りないなあ。まあ、ランボーとインディだけは、必ず見ようと思います。

2008年6月10日火曜日

ザ・マジックアワー

 面白い映画である。名作とか感動巨編とかではないが、気楽に楽しめる娯楽作品である。多分、映画に詳しい人なら、あっこのシーンはどの映画のあのシーンのパロディとか、あっ黒澤監督だよねあれはとか、そういったシーンを発見して愉しめるだろうし、意外な大物俳優がちょっとだけ出演していたりして、ニヤニヤしたりといった愉しみ方もできるでしょう。セットの街なみも素晴らしいし、抱腹絶倒のシーンも随所に出てくる。 肩の凝らない面白い映画で、そういった意味でお薦めです。前作の「有頂天ホテル」よりできのいい、楽しめる映画だと思います。

2008年6月9日月曜日

劇場版 相棒

 映画館で相棒を観た。悪くはなかったが、わざわざ大画面の映画にしなくても、テレビでいいのではと思った。せっかくの面白いキャラクターだし、取り扱う事件も面白いシリーズだから、テレビを長く続けて欲しいと思います。

2008年6月8日日曜日

宝満山正面登山道を登る


毎日が忙しい。特に趣味に費やす時間が不足している。体力もだ。

 昨日は、山仲間から大船山の誘いがあっていたのに、所用で登れなかったから今日は登りたい。 

 が、寝坊したし、天気予報も曇りのち雨だから、今日は近場の宝満山にしておく。トレーニングも兼ねているので、当然雨具をつけて登る覚悟だ。 

 ところが、登って降りてくるまで、山頂付近でぱらっときただけであとはずっと曇りのままであった。かえって、日が差さなかった分涼しくて、登りやすかった。 

 山頂の大岩に、誰かが置いたように真っ赤なヤマツツジが咲いていたのがとても印象的だった。

(12:31)竈神社上林道発、 (13:32-40)宝満山山頂、(14:15)竈神社上林道着

2008年6月2日月曜日

小川岳


小川岳(おがわだけ 1542.1m)

 小川岳は、九州のちょうど真ん中辺り、熊本県と宮崎県の県境にあり、九州百名山の一つにあげられている。

 昨日31日の土曜日は、あいにくの曇天で小雨まじりであった。が、天気予報では、晴れ時々雨という変なものであったので、その晴れの部分を期待しての遠出することにした。

 早朝5時半に家を出て、高速を御船までとばす。ナビに登山口の近くの緑仙峡をいれたら、確かに近くではあるが渓谷の向こう側に連れて行かれて放り出された。 結局、小一時間かけて回り道をするはめになった。ナビをはじめから清流館にセットしておけばよかったな。

 清流館は、廃校となった地元の小学校を改築して利用されている宿泊施設らしい。小川岳には、この清流館を左折して山の中、舞岳方面に入っていく。小川岳登山口の案内がある前に数台の駐車スペースがある。農道はさらに登っているが、普通車だと底を打ちそうな道で、狭くなる。2分くらいで、農道の一応の終点に着く。ここにも車が数台は駐車できる。左脇には登山届けの箱が設置されていて、車はここまでと書いてある。下の駐車スペースからここまでは、車が離合できるような幅がなく、シーズン中は、下の駐車スペースに車を停めて、歩いたほうがいいだろう。今回は、車を上のほうに停めた。

 まっすぐ進むと、水田の横に農作業小屋や左上に一軒の農家が現れる。田んぼの端、渓流の上の道を、渓流沿いに歩くと、左に、杉の植林帯の中に登山道が上がっている。

 曇天で小雨混じりだし、霧がかかっているようで、視界はよくない。「山想の泉」という水場を右に分けてしばらく登ると、ちょっとした広場で、黒峰と小川岳との分岐に出る。小川岳は右のほうだ。

 登りは緩やかで、気持ちのいい自然林となる。ピークを二つほど越すと、道が急な登りとなり、「バイケイソウ」の群落を見て岩が多い急な上りをひと登りで山頂である。山頂直下で、またもやマムシに出会った。いきなりだからびっくりする。写真に撮ったけど、よくわかるようには写っていない。

 山頂は、まあるく平である。周囲にはぶなの大きな木が茂っており、展望はない。こんな木の茂る、1500mの山頂も珍しい。

 カップラーメンの昼食を済ませて、下山し始めるとようやく天気が回復し始めて、辺りが少しずつ見えてきた。自然がたくさんで深山の趣があるようだ。

 15分くらい下ったところで、同年くらいのソロの女性登山者とすれ違った。こんな山に一人で登る女性はよほど山が好きな人だろうな。その人曰く「退屈する山ですね。」。

 確かに、小川岳は、これといって形容しがたい地味な山であった。

 福岡に戻って、夕方からは、小学校の同級生数人と44年ぶりに再会した友を交え、酒を酌み交わした。といっても、44年ぶりのその彼は、病気療養中でアルコールはだめだということだったが。二次会は、天神の「ウィンディ」という60年代ポップス生演奏の店で、人気者のリーダーのジョークに笑い転げながら音楽を楽しんだが、さすがに帰りは、疲れと酔いで、タクシーで眠りこけてよく覚えていない。

(9:07)農道終点登山口発、 (9:38)黒峰分岐、 (10:35-11:05)小川岳山頂、 

(12:07)登山口駐車場所