2008年3月23日日曜日

星生山

星生山(ほっしょうさん 1762m)
 22日、23日は、朝日会の例会だった。
 恒例となっている初日のハイキングは、九重連山の一角にある星生山。星が生まれる山とは、ロマンティックな名前だが、すぐ隣にある硫黄山から吹き上げる亜硫酸ガスの影響で数年前までは、登山禁止になっていた山である。
 牧ノ戸峠から久住山や中岳を目指す最もポピュラーで簡単なコースをとれば、西千里浜の左手に屏風のように山並みが連なっているのが目に入るが、それがこの星生山で、久住山の行き返りには、そこを通ることもできる。九重連山全体が見渡せるいいポジションにあって私の好きなところだが、この山だけを目当てに登る人は少ないだろう。
 でも、へこたれ中年、チョイ悪6人組「朝日会」のハイキングとしては、ここだけでも完登できれば、天晴れなものなのだ。
 だが、今回は、登るコースを変えてみた。メンバーの一人が雑誌で見たとか言うコースである。
 やまなみハイウェーを長者原から牧ノ戸峠のほうへ少しだけ上り、三股山の砂防提が、左側に見えるところを、大きく右にカーブすると、左に登山口がある。案内標識などはないから、見落としやすい。車は、その手前に5~6台駐車できるスペースがある。


 山の斜面に直角に踏み跡が登っている。星生山の山腹を直登する感じであり、かなりの急勾配である。火山灰の黒土は滑りやすく、ところどころにはまだ残雪が少しだけあり、これでは下りは、尻餅をつきそうだなと思いながら、笹や木の枝を掴みながらゆっくり登る。周りのミヤマキリシマの株には、小さな芽がついており、シーズンには、あたりはきれいなピンクに包まれるのかなとか思いながら登る。










 乳房に似た大岩をすぎると、やや傾斜はゆるくなるが、またすぐ急勾配の登りとなる。前方にまた大きな奇岩が見えてくるが、これを越えると、ひと登りで尾根にでて、左にほんのひと登りで、山頂である。 やや曇ってはいたが、山頂からの眺めは素晴らしい。朝日会のメンバーも満足かな。昼食を摂って往路を引き返す。






 













 例の急斜面では、転倒したものは一人だけで、全員無事に駐車場に帰り着いた。
 近くの温泉で汗を流したあと、久住やまなみキャンプ場の山小屋へ。温水の出る快適な山小屋で、朝日会の、これもまた定宿となっている。メンバーの一人が新メニューを考案したという手料理で夕食。深夜まで麻雀を楽しんだ。
 もっとも私は、この季節に山に登ると必ず花粉症の天罰をうけ、朝まで苦しんだが。
 (デジカメの日付がいつの間にか変になっていた。)
(10:29)登山口発、 (11:51)星生山山頂、昼食(12:25)下山、
(13:27)登山口

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