2009年1月26日月曜日

チャイルド44


チャイルド44(トム・ロブ・スミス)(上、下)新潮文庫

 24日、25日の土日は、福岡は雪だった。

 雪山を楽しもうと思っていたが、残念ながら体調を崩して出かけられなかった。

 その代り、溜まっている未読のミステリーを一つ読むことができた。

 この「チャイルド44」は、昨年の「このミステリーがすごい」の1位、「週刊文春ベストミステリー」の2位、早川書房の「ミステリーが読みたい」の4位などいずれの紹介本でも評価の高い作品である。

 スターリン時代のソ連で起こった児童連続殺人事件に取り組む捜査官の想像を絶する困苦とそれを乗り越えていく物語は、全く先が読めない展開で、はらはらどきどき。

 あまりの凄さに、本を置いて、息を継いだり、もう大変です。

 根本原因は、スターリン体制にあるのでしょうが、当時の状況が、本当にそんなに凄まじい状況だったのか。

 展開には、ちょっとご都合かなと思われたり、ちょっと不自然だなと思われたりするところもあるが、それは物語の世界。面白くて、一気に読めるミステリーです。

2009年1月20日火曜日

庄司紗矢香&小菅優チャリティコンサート


庄司紗矢香&小菅優チャリティコンサート

またまた久しぶりにコンサートに行った。

 アクロス福岡シンフォニーホールでバイオリンの庄司紗矢香とピアノの小菅優のチャリティコンサートで、「子どもの村福岡」建設支援とうたってある。

 「子どもの村福岡」とは、そのホームページ(http://cv-f.org/)には、

 「近年、親の病気や死別、育児放棄(ネグレクト)や虐待などの理由で家族と暮らせない子どもたちが増えています。このような状況を憂うNPO関係者、医者、臨床心理士、社会福祉士、医療ソーシャルワーカー、企業家、建築家、デザイナーなど様々な分野の専門家が集い、「子どもの村福岡を設立する会」を、2006年7月に設立しました。世界131カ国に広がる国際的NGOSOSキンダードルフの“すべての子どもに家庭を与えよう”の理念を基本とし、その様な子どもたちを、愛情ある家庭的環境の中で育て、地域みんなで支えて行く「子どもの村福岡」を設立することを目標としています。」と書いてあります。
 さて演奏会の演目は、

①シューベルトのソナチネ第3番ト短調

②ブラームスのヴァイオリン・ソナタ第2番イ長調

③ベートーヴェンのヴァイオリン・ソナタ第7番ハ短調

の三曲で、アンコールは無し。

 どの曲も初めて聞く曲ばかりであったが、それぞれの作曲家らしい音楽で、楽しめた。

 演奏の感想だが、出だしのシューベルトは、ピアノの小菅さんが素晴らしくて、庄司さんがやや引き気味な感じでちょっと不満。

 最後のベートーヴェンになってようやく二人が競演状態になり、素晴らしい演奏が聴けた。

 ストラディヴァリウスの音色も美しく、うちのオーディオでは到底聴くことができない音だ。やはり素晴らしいホールで聴くマナ演奏会には、時々は出かけるべきだと思った。

2009年1月19日月曜日

ドヴォルザーク交響曲第9番ホ短調作品95<新世界より>



 
 年末年始の音楽は、第九で終わり、第九で始まった。

 年末の第九は、もちろんベートーヴェンのそれだが、年始のは、ドヴォルザークの交響曲第九番<新世界より>だった。

 とても聴きやすい曲で、特に第二楽章は、帰宅時間になると小学校の校庭に流れていたとても懐かしい曲だ。

 CDは、ケルテスとウィーンフィルのが有名だが、僕はやはり聴き慣れているカラヤン指揮のベルリンフィル(1964年録音=写真)のレコードが一番いい。

 特に第二楽章は絶品であると思う。まあ、これは単なる好き嫌いの問題だけど。 

2009年1月17日土曜日

雪の脊振山


 平地に雪は全くないけれど、山中にはまだあるだろうと脊振山に出かけた。椎原から椎原峠向う。 
 雪は、登山口付近にはほとんどなかったが、高度を上げるにしたがって予想以上の積雪で、楽しい。 

 しかし、気温が高いので、湿り気の多い雪となっている。この分だとアイゼンは必要ない。
 椎原峠付近で20センチの積雪がある。登山者が少なく、のんびりと歩ける。

 椎原峠からは、左に九州自然歩道を脊振山頂に向かう。雪の自然歩道は、アップダウンがほとんどない。
 脊振山の山頂には、自衛隊の基地があり、大きなドームアンテナが建っているし、山頂直下まで、舗装道路が通じているのが興ざめだ。

 下りは、矢筈峠からロープ伝いに急降下すると、車谷の静かな渓流をひとりで気儘に下った。
(10:42)椎原峠と車谷分岐登山口、 (11:38)椎原峠、
(12:58-13:30)脊振山山頂、昼食、(13:30)下山、車谷コース、 
(14:46)登山口 

2009年1月12日月曜日

難所が滝



















 朝日会で山に登らなかったから連休最後の本日、三郡山と宝満山に登った。

 昭和の森から登ると、途中に難所が滝がある。冬場には氷瀑となるので有名であり、滝と名が付いているから凍る滝かと思うけれど、実体は、巨大つらら群というところか。
 それでも、目当ての登山者がたくさん登っていた。

 昭和の森の登山口から滝までは、1時間くらい。今年の滝は、まだまだ小さくて例年の半分くらいだった。多分2月にもう一度寒が来る頃が見ごろだろう。

 途中、足を骨折したのか、登山者がヘリコプターで運ばれていった。こんな低山でも、遭難がある。用心しないといけない。
 滝から20分程登ると三郡山と宝満山との縦走路に出る。縦走路を左に40分程で三郡山山頂に登り着く。

 昼食の後、縦走路を戻り、宝満山に。縦走路は雪で美しい。





 宝満山からは、うさぎ道を通って昭和の森に戻る。
(10:57)昭和の森、 (11:57-12:03)難所が滝、 (12:20)縦走路、 
(12:57-13:22)三郡山山頂、昼食、 (14:16-23)宝満山山頂、うさぎ道へ
(15:25)昭和の森登山口

朝日会1月例会

 朝日会の1月例会は、10日、11日。由布院の倉木山(1160m 旧九州百名山)に登ることとしていて、由布院まで行ったのだが、天候がちょっと悪くて、登山口で登山を断念した。前夜からの雪で、道路も積雪で、購入以来使ったことがなかったチェーンを使った。もっとも、必要だったのは湯布院の狭霧台付近だけっだったけど。
 山に登らずに、きじま高原のホテルの温泉に浸かって、別府の友人の別荘に泊まる。ちゃんこ鍋とビールでの小宴会のあと、例によってマージャン大会。 翌日は、柴石温泉に寄って早めに帰宅した。  
 一人だったら、絶好の雪見登山になったかもしれないが。

2009年1月3日土曜日

登り初めは久住山




 
2009年の登り初めは、久住山(1787m)でした。

 元旦に降った雪を期待して登ろうと山仲間からの誘い。年末が多忙で登りそこなったので、独りででも行こうと思っていたのでちょうどよかった。天気も曇り後晴れとの予報だから、きれいな雪景色が観られると期待が膨らむ。

 いつもの牧ノ戸峠に着いたが天気は一向に快復しない。それどころか粉雪が降り始めた。
 アイゼンを装着して登山開始。曇り空ではあるが、やはり樹氷は美しい。幸い風がなく、それほど寒くはないので半袖のシャツ一枚で登る。汗かきだからこれでちょうどいいのだ。



 山頂に着いても天気は快復せず、山頂からの展望はゼロ。残念。
 視界が悪かったので、他には回らず、久住山のみで往路を戻り、下山した。

 
 星生温泉に入って汗を流していたら、ようやく青空が覗き始めた。
 それでも雪山を十分に堪能し、帰路には、いつもの「岡嶋牧場」の日本一のアイスイクリームに舌鼓を打って、それなりに満足した登り初めでした。
(9:23)牧ノ戸峠登山口、 (11:09-19)久住山山頂、
(11:35-12:12)久住別れ避難小屋横で昼食、(13:21)牧ノ戸峠登山口着