2008年11月2日日曜日

三俣山







三俣山(みまたやま 1745m)

 先週の久住の紅葉が美しかったので、もう一度と思い、今度は三俣山の大鍋・小鍋の様子を見に登った。
 天気は、うす曇であるが、明日はもっと悪くなる模様なので、今日にした。
 もう一つの目的は、指山から三俣山に登ること。先日朝日会で指山に登ったとき、指山の向こう側に聳える三俣山の斜面を登りたくなっていたので。

 天気のせいか、九重の紅葉は、前回に比べてももう一つと言う感じであった。それでも連休とあって、登山口の長者原は、車で一杯。先週よりも人出が多いようだ。

 長者原からスガモリ越への舗装道路を緩やかに登っていくと、15分程で、左に「指山自然観察路入り口」の標識があり、そこから指山へと登っていく。緩やかに登っていって、「指山山頂」の標識から急な上りとなる。といってもそれほどのことはなく30分程であっけなく指山山頂(1449m)に到着する。

 山頂の大岩の向こう側に笹を分けながら下る。笹で覆われていて道が判りにくいが、踏み後はしっかりしている。あっと言う間に鞍部について、いつの間にか上りに転じていた。

 だんだん急になる登りを登っていくと、左に崩壊地が見えてきて上部が、岩の崖になっているところに出る。岩にはロープが垂らしてあるが、なんとも心細い。以前は、木製の梯子があったようだが、今は、その痕跡はない。頑張ればロープだけでも登れそうだが、無理はしたくない。右のほうに踏み後があり、迂回して登れそうだ。

 迂回路もそれほど簡単な道ではなかったし、ちょっとルートを間違えて、かなり危険なところに足を運んだようだが、すぐに気がついて登山道に戻った。

 正規の登山道に戻れば、もう危ないところはない。ひと登りで北峰の肩あたりに登りつく。

 一旦、北峰のピークを踏んで、本峰との鞍部に下る。大鍋の紅葉は、もう時期を過ぎたのであろうか、あまり綺麗ではなかった。鞍部から見あげる本峰への上りは、かなりの急斜面だ。疲れるなーと思いながら取り付いてみたら、そうでもなかった。木の枝や、根などを掴みながらの全身登山となるので、足の負担が軽くなったからかもしれない。あっけなく三俣山本峰山頂に着いた。



 本峰には、すごい数の登山者であふれており、多分大鍋・小鍋の紅葉の評判からであろう。

 四峰から南峰に回り、雨が池へと向かう。南峰から雨が池への分岐は、表示が小さくて判りにくい。 一旦小鍋めぐりをしながら、途中から本格的な下りの道となる。かなりの急な下りなので、雨天の場合などは下りたくない道だ。前回下った時は、足を滑らせて、胸部を木で強打して肋骨にひびがはいってしまった。 

 それでも、南峰から1時間ほどで雨が池に到着。雨が池は、雨季には大きな池が出現するそうだが、あいにくまだ水が溜まった池には出会ったことがない。

 雨が池周辺の紅葉はなかなか綺麗であったので、ここで昼食とする。


 雨が池からは、長者原の駐車場まで、緩やかに50分ほどで下ることができる。 紅葉は、それほどでもなかったが5時間弱の楽しい山歩きができたし、なによりも指山から三俣山へのコースを踏破するという目的を達したので、満足できた。
 定番の温泉とアイスクリームを堪能して帰路につく。
(9:07)長者原駐車場発、 (9:22)指山自然観察路分岐、(10:03)指山山頂、 
(10:57)三俣山北峰山頂、 (11:20)三俣山本峰、 (11:26)四峰、
(11:37)南峰、 (12:40-13:10)雨が池、昼食、 (14:03)長者原駐車場 

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