2009年11月4日水曜日

沈まぬ太陽

 映画「沈まぬ太陽」を見ました。はっきり言ってつまらなかったです。途中休憩10分を挟む3時間超の大作でしたが、話題の割には、面白くなかった。原作を読んでいれば、もっと違ったのかもしれないが、映画全体の芯がないというか、訴えるものがないと感じました。
 まず、主演の渡辺謙さんはともかくとして、大好きな百恵ちゃんの夫は、ミスキャストではないか。その他、豪華演出だが、なんとなく違和感ばかり。
 また、映画全体の物語としては、御巣鷹山の悲惨な事故との関連が、ウェイトが大き過ぎた。海外ロケの意味が、大変だ大変だとは騒いだ割には、あまり感じられない。映像(カメラアングル?)が、一部を除いてあまり美しくないように感じた。などなど、原作者の「映像化されるまで死ねない。」といったような宣伝に期待していただけに、残念でした。
 同じ原作者の「不毛地帯」が、テレビで放映されているが、こちらのほうは、緊迫感があって面白いのに。

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